Backgammon Kifu Viewer/Editor

◆このアプリは何?

バックギャモンの棋譜からゲームを再生したり、棋譜を入力、編集するためのアプリです。
以前は、棋譜からゲームを再生するアプリ、動画を見ながら棋譜を入力するアプリ、kifu.me が出力した棋譜を編集するアプリ、の3つのアプリを提供していました。
これらのアプリを一つに統合し、再生・入力・編集ができるアプリとして提供しています。

マウス操作ができるパソコンで稼働させてください。スマホやタブレットなどのタッチデバイスでも動きますが、正常に動かない可能性があります。

◆何ができるの?

・棋譜ビューアとして:バックギャモンの棋譜ファイルを読み込ませ、ゲームの進行をアニメーションで表示できます。
・棋譜入力アプリとして:ダイスの出目から、バックギャモンボードでの操作で棋譜入力ができます。
   →ビデオ等で撮影した動画から棋譜起こしをすることを想定したアプリです。
   →eXtreme Gammon 2 (XG) にも棋譜を入力する機能はありますが、棋譜入力に特化して、
    かつ XG の棋譜入力機能より使いやすいツールとして提供することを目的として開発しています。
・棋譜エディタとして:棋譜ファイルを読み込ませ、その棋譜の一部分を編集することができます。
   →kifu.me が出力したバックギャモンの棋譜ファイルを編集することを想定したアプリです。

◆どうやって使うの?

(1) 棋譜ビューアとして使う

・[Game Info Panel] の のボタンから棋譜ファイルを読み込ませます。
  →ここに棋譜ファイルをドラッグ&ドロップすることもできます。
でゲーム番号を選択し、そのゲームの棋譜を棋譜テーブルに表示します。
・棋譜テーブルの行を選択すると、そのポジションをボードに表示します。
で手番を動かし、ポジションをボードに表示しますす。
棋譜を自動再生します。何らかのアクションで自動再生は停止します。
ボードの左右を反転することができます。

(2) 棋譜入力アプリとして使う

・[Game Info Panel] の を押下すると新規の棋譜入力ができるエディタモードになります。
  →エディタモードでの操作方法は、下記の「◆エディタモードでの操作方法」を参照してください。
・[New Match Flag] がチェックされているときは新規として、チェックされていないときは継続ゲームとして入力できます。
  →次のゲームを入力するときは、[Game Info Panel] をもう一度開き、 を押下してください。

(3) 棋譜エディタとして使う

・[Game Info Panel] の のボタンから kifu.me が出力した棋譜ファイルを読み込ませます。
・棋譜テーブルのを押下するとその局面からのエディタモードになります。
・[Toggle Insert/Delete Button] にチェックを入れるとが表示されます。
を押下するとその下に2行の棋譜行が追加されます。
を押下するとその行と次の行の2行が削除されます。
  →kifu.me が手番を入れ損ねていたり、入れすぎていた時に使用してください。

(4) 棋譜ダウンロード

を押下すると編集後の棋譜をダウンロードできます。
  →ダウンロードした棋譜ファイルはMAT形式のテキストファイルです。
  →XG や gnubg などの解析ソフトで解析させることができます。

(5) 補足

・[Action Panel] [Navigation Panel] [Game Info Panel] はドラッグで動かすことができます。使いやすい場所に移動してください。

◆エディタモードでの操作方法

(1) 準備

・[Game Info Panel] の対戦者の名前、マッチポイント数、イベント名、イベント日を入力します。
  →これらの情報は棋譜ファイルにコメントとして記述されます。
  →マッチポイント数を 0 にすると Unlimited game になります。
  →棋譜データを読み込ませたときは棋譜データに書かれている情報が転記されます。

(2) 棋譜入力

・ダイス一覧が表示され、出目を選択します。
  →オープニングロールでは選択するダイスの色で先攻・後攻を選びます。
  →この画面ではキーボードの 123456 と d の入力を受付けます。
・マウス操作でチェッカーを動かすことができます。
  →チェッカーはドラッグ&ドロップとクリックのどちらでも操作することができます。
ボタンを押下するとチェッカー操作を終えます。
  →ダイス部分の左クリックでと同じ機能が動きます。
ボタンを押下するとチェッカー操作をやり直すことができます。
  →ダイス部分の右クリックでと同じ機能が動きます。
ボタンを押下すると出目を選び直すことができます。
の画面ではキーボードの Enter, Space, Esc と r を受付けます。
  → Enter, Space はの機能として、Esc はの機能として、r はの機能として動きます。
が押せるときはキーボードの f を受付けます。

(3) ダブリング操作

・ダイス一覧画面のを押下するとダブル提案です。
・ダブルを受けた側はのいずれかを押下します。
  →のときは棋譜入力を継続します。
  →のときはゲーム終了画面が表示されます。
  →の画面ではキーボードの t と p を受付けます。

(4) リザイン

・ダイス一覧画面のを押下するとリザイン(負け宣言)です。
  →本当にリザインするかどうかをで決定します。
  →を押下するとゲーム終了です。
  →リザイン時の得点は選択できます。
   →[Based on situation] を選ぶと、シングル、ギャモン、バックギャモンの判定を単純なロジックで計算します。

(5) イリーガルムーブ

・[Allow input of illegal moves] にチェックするとイリーガルムーブの入力ができるようになります。
  →掴んだチェッカーより前方のマスであればどこにでもムーブすることができます。
  →この状態ではチェッカーをドラッグ&ドロップで操作します。
・イリーガルムーブがある棋譜データを XG に読み込ませると怒られますので、イリーガルにならないように出目操作などで調整した方がいいです。

(6) 手順戻し

・入力ミスに気づいて入力し直したいときは、戻したい局面の棋譜テーブルのを押下し、その局面から再入力してください。

◆分かっている(仕様という名の)問題点

・ダウンロードした棋譜ファイルにXGIDのポジションデータも出力される
・ゲーム選択、棋譜データ参照ごとに棋譜テーブルが横に広がっていくバグを修正したけど、まだ微妙な動きをすることがある
・棋譜行を追加・削除した際に、行番号が再計算されてしまう

◆機能拡張履歴

(2019/08/xx) 棋譜ビューアのリリース
(2023/05/18) 棋譜入力アプリの初版リリース 履歴
(2025/05/22) 棋譜エディタのとりあえず版リリース 履歴
(2025/10/01) 棋譜ビューア、棋譜入力アプリ、棋譜エディタを統合 履歴

◆追加するかもしれない機能

・棋譜行を追加・削除した際に、行番号を保持するようにしたい
・求む、機能改善要望

◆Thanks to ...

・BG Replay という棋譜からゲーム局面を再生するアプリにインスパイアされ、棋譜ビューアを開発しました。
・棋譜入力アプリの開発および機能拡張に、犬さん、othelloさん、shiraさん、85yagoさんからの多大なご支援をいただきました。
・kifu.me という素晴らしいシステムに少しでも貢献できればと思い、棋譜エディタを開発しました。

◆その他

とりあえず動いてはいますが、バグはまだまだあります。
こんな変な動きをしたよ、というバグ報告をお願いいたします。

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